国立公文書館アジア歴史資料センター(Japan Center for Asian Historical Records, National Archives of Japan)は、日本の近現代の歴史公文書をインターネット上で無料公開しているデジタルアーカイブです(URL https://www.jacar.go.jp/)。
- 主に幕末・明治期から第二次世界大戦終結前後にかけての時期の歴史公文書を無料でデジタル公開しています。また、2017年より戦後資料の体系的な公開も開始しました
国立公文書館 から提供された資料:太政官~内閣という政府中枢機関の関連資料を中心に、「御署名原本」や「単行書」、第二次世界大戦後に連合国に接収されていた「返還文書」、朝鮮・台湾総督府の文書、各省庁から移管された文書など
外務省外交史料館から提供された資料:外務省と在外公館との間の公電・公信を中心とした「外務省記録」や、省内の部局ごとに整理された「調書」など
防衛省防衛研究所から提供された資料:旧陸軍省・旧海軍省によって作成・保管されていた公文書類を集めた「陸軍省大日記」「海軍省公文備考」、陸海軍の部隊ごとの戦闘記録を中心とした「陸軍一般史料」「海軍一般史料」など
その他類縁機関との連携によるリンクでの情報提供資料(琉球大学附属図書館・滋賀大学経済経営研究所・北海道立図書館・北海道立文書館・神戸大学附属図書館)の検索・閲覧が、アジア歴史資料センターのデータベースからできます - 公開資料数は現在3,000万画像以上に達しています(資料は随時追加しています)
- すべての資料は無料で検索・閲覧することができ、資料画像のプリントアウト、データコピーも自由にできます(放送・出版等への二次利用も可能です)
- さまざまな歴史上の出来事(日露戦争、岩倉使節団、過去の震災など)をたどるバーチャル展示会であるインターネット特別展や、著名な人物や事件に関する主な資料をリストアップしてご紹介するアジ歴トピックスなどのコンテンツも公開しています
- ホームページは、日本語版に加えて、英語版、中国語版、韓国語版も用意しており、英語版ホームページでは英語による資料検索もできます
※アジ歴データベースで網羅的に資料を検索するためのキーワードを、カテゴリー別に選択できるコンテンツ「アジ歴地名・人名・出来事事典」を公開しました。ぜひ、ご利用ください。
※インターネット特別展「公文書に見る「外地」と「内地」―旧植民地・占領地をめぐる人的還流―」を公開しました。台湾・朝鮮の総督府や関東州、樺太庁、南洋庁、および中国・東南アジアの占領地における行政機関の組織変遷や、そこで勤務していた官僚の経歴を調べることができるコンテンツです。是非ご覧ください。